メディアライブラリーCELL(さくら夙川キャンパス)
〒662-8552 西宮市御茶家所町6-42
TEL:0798-32-5015(直通)
2018年度は大学10,169点(46,621,317円)、短期大学641点(2,118,877円)の資料を受けいれた。うち国際看護学部(2018年4月開設)用資料は3,399点(21,594,388円)、寄贈資料は1,268冊(306,810円である(いずれも視聴覚資料を含む)。経年劣化等による除却処分は大学1,034冊(3,795,966円)、短大215冊(1,204,034円)であった。総蔵書数は大学309,153冊、短大60,584冊となった。
大学は新入生オリエンテーション「キックオフプログラム」にて「大学での学び①」を学習支援センター、資格サポートセンター、国際交流センターと協働で運営した。教員や在学生の協力を得て各施設訪問やふりかえりクイズ大会など新しい試みを行い、事後アンケートをみると自主的な学びの必要性を印象づけられた。必修科目では1年生「キャリアデザインⅠ」にて図書館の利用方法や文献探索方法が学べる本館オリジナルプログラム「図書館検定(入門編)」を提案し、全クラスで採用された。2年生「キャリアデザインⅢ」では「レポート作成」に焦点を当てた一斉授業、クラス別の図書館ツアーや情報検索法などを指導した。3年生ゼミナールや4年生卒業研究などは担当教員の要望に基づき、特定分野の情報入手などのガイダンスを27回実施した。司書課程では「図書館基礎特論」にてCELLに関する質疑応答、「図書館資料概論」にて図書館資料の紹介と指導を行った。
短期大学は新入生オリエンテーションにて「使ってみよう!伊丹図書館」を実施した。図書館の紹介に続き、館内にてOPAC検索に取り組んだ。授業「キャリアプランニング」と連携し、課題「ビジネス書を読む」に従って特集展示を行い、ブックリストを作成した。
ゼミナールや授業クラスによる授業成果を中庭側ガラス壁面やエントランスにて展示した。事前告知や事後報告などは図書館サイトやCELLfacebookページを通じて公開した。
大学学生(通学生)の1人あたり貸出数は6.5冊、1回以上貸出した学生の割合は57%でいずれもほぼ昨年度と同様である。
短大学生については1人あたり貸出数は2.5冊、1回以上貸出した学生の割合は55%でいずれもほぼ昨年度と同様である。
日本語教育支援センター(6月) CE116に日本語教員資格を目指す学生と日本語の上達を目指す留学生の交流の場を試行的に開設。担当教員とともにさらなる活用について検討を続けている。
展示「茶の湯に親しむ」(10月) 茶道部主催による図書館蔵書の展示会。企画段階から選書や展示方法などの助言をおこなった。
「ポートフォリオ展示会」(12月) 資格サポートセンター、キャリアサポート室と共催により開催。ポートフォリオ講座受講生以外にも作品募集を呼びかけ、終了後には企業関係者による講評会を設けるなど、受講生作品の展観のみであった従来の形式を大きく発展させたものとなった。
「和装本づくり」 (伊丹館11月) 特集展示「製本・装丁の世界2018」と関連されたワークショップ。司書課程や出版専攻の学生のほか、国際交流センターの協力により留学生の参加もあった(全4回)。
「ブック型ノートづくり」 (伊丹館12月) ハードカバーのノートづくりをとおして西洋式製本について学ぶもので「和装本づくり」の上級編にあたるを開催した(全2回)。
授業内容や学内で催される講演会、図書館主催イベント、娯楽・教養などさまざまなテーマで特集展示を行った。展示カタログ(小冊子)はテーマに関するブックガイドとして利用できるため、過去分もあわせて全タイトルを自由に持ち帰れるように用意した。
平成30年 | 4月 | 「科学の本はおもしろい!」(CELL) |
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「きらめくときめく石の魅力」(伊丹) | ||
6月 | 「#SNSの本集めてみた」(伊丹) | |
7月 | 「図鑑:見ているだけでも楽しい世界」(CELL) | |
9月 | 「選べる見つかる秋気分♪」(伊丹) | |
10月 | 「自分にぴったりの留学を見つけよう」(CELL)共催:国際交流センター | |
11月 | 「時をこえる写真家“ナダール”-百花繚乱のパリをきりとる-」(CELL):文化講演会記念 | |
「マンガ道-漫画家の、マンガ家による、まんがのためのマンガ論-」(CELL):国際シンポジウム記念 | ||
「製本・装丁の世界2018」(伊丹)(ワークショップ関連) | ||
12月 | 「選べる見つかる冬気分♪」(伊丹) | |
「ビジネス書ピックアップ」(伊丹)(授業関連) | ||
平成31年 | 1月 | 「怪異に触れる」(CELL):シンポジウム記念 |
3月 | 「手紙を通してみる歴史」(CELL) | |
「アメリカ生まれのすてきな絵本-コールデコット賞受賞作品展-」(伊丹) |
利用者アンケート
利用者の意見や要望を調査し、サービスに反映するため利用者アンケートを実施し、
432名の回答を得た。自由記述に寄せられた意見や要望に対してはQ&A形式で回答し、関連部署と解決にむけて検討した。回答結果は図書館サイトにて公開済みである。
2018(平成30)年度 図書館利用者アンケート調査結果(PDF 481KB)
CELL公式Facebookページ
学習支援センター、ITサポートセンター、資格サポートセンターとの共同にて運営し、840を超えるファンから支持されている。「マンガ道-漫画家の、マンガ家による、まんがのためのマンガ論-」、CELL前での学生パフォーマンス記事はとくに閲覧数が多かった。
伊丹キャンパス新入生オリエンテーションのツアーに組込む、グループで来館する学生に案内する、利用の際の手続きをなくすなどの工夫により、自学の場として活用する学生が増加した。資格サポートセンターの在室日を増やす、図書館主催のワークショップを開催するなどして活性化を図った。
教員から寄せられる研究用資料の入手希望には図書館委員会の審議を経て迅速に対応している。古書店の活用や寄贈依頼のほか、Academic Search Premierや雑誌記事索引集成データベースなどのオンライン型資料の導入、増加する海外文献対応としてOCLC WorldShare Interlibrary Loan(WS ILL)の加入などを行って研究支援をすすめた。
本学の学術生産物をリポジトリを通してインターネット上で公開している。2018年度は『大手前大学論集18号』『大手前短期大学研究集録第37号』、『大手前大学IIEジャーナル第4号』等の定期刊行物のほか、『平成26年度大手前大学公開講座講義録』、『“Japan in the World, the World in Japan: A Methodological Approach December 2016 Symposium Proceedings”』等を公開した。2019年3月31日現在、「大手前大学・大手前短期大学リポジトリ」の公開コンテンツ数は大手前大学紀要691件、大手前女子大学紀要591件、大手前短期大学紀要67件、大手前女子短期大学紀要186件、CELL教育研究所論集50件、大手前大学IIEジャーナル61件、博士学位論文5件、公開講座講義録50件、会議・セミナー資料28件、その他30件である。
5月下旬、CELLにて西宮市立苦楽園中学校と大社中学校の社会体験プログラム「トライやるウィーク」を受け入れた。貸出・返却処理、受入れや装備などの業務体験のほか、ゲーム型図書館ガイダンス「ライブラリークエスト」に挑戦して図書館や資料への知識を深めた。活動の様子を図書館WebサイトやCELLfacebookページで紹介し、関係者と情報を共有した。
海外図書館との相互利用強化のため、2018年度よりOCLC WS ILLに加入。4月17日担当者講習会を開催した。私立大学図書館協会阪神地区協議会に加盟する大学図書館2館から参加があった。
8月1日~31日の期間中、西宮市内の高校に在籍する高校生にCELLを開放した。利用者は延べ61人、在籍する高校は7校。7月に神戸新聞記事に掲載されたためか、昨年度より約20%増加した。
9月13日国立国会図書館より講師を招き、看護系・医療系の情報収集について講義とグループワークによる研修会を開催した。私立大学図書館協会阪神地区協議会加盟館と公立看護大学より合計11館の参加があった。
8月 見学(学校法人帝塚山学院)(CELL)
10月 「科学の本はおもしろい!」(CELL)
そのほか、西宮市立図書館と伊丹市立図書館に新着資料情報を提供している。
6月18日朝に発生した被害はCELLではエレベータ停止、ブックエンドの落下など軽微なもので8:30より通常開館。その後、全学休講の決定に伴い、11:00にて臨時閉館。伊丹図書館は複数個所での図書の落下、書庫の落下防止装置の作動がみられた。開館時には交通機関の混乱によりスタッフが出勤できなかったため、9:00より臨時閉館。両館とも19日より通常開館した。
9月5日台風21号接近のため午前11時にてCELL、伊丹館とも臨時閉館した。伊丹館は伊丹市域の停電・断水が続いたため翌日も閉館した。