大阪
2024.07.12
【トークライブ in 大阪】第3回「知るとおもろい!西成区の歴史と変化」が開催されました
7月8日(月)にC棟6階C601教室(カンファレンス大)にて、第3回トークライブ in 大阪が開催されました。今回は国際看護学部の冨岡先生に「知るとおもろい!西成区の歴史と変化」について語っていただきました。
西成区は元々交通の便が良かったため、大阪市内に出る前の一時的な滞在地になったのがドヤ街の始まりでした。そんな西成区で調査・研究をされている冨岡先生は「西成のモーニングセットにはお酒がついている!」というユニークなエピソードから高齢化率が非常に高い西成区の福祉の現状について、NPO法人の頑張りや、西成のおっちゃんたちとの交流の話題を交えながら、非常に興味深い話を披露してくださいました。
トークライブ後の質問コーナーでは参加者たちから、「高齢化の進む西成区の現状はこれからの日本社会の未来予想図かもしれない、冨岡先生は西成区の現状から今の福祉問題を改善するためのヒントは見つかりましたか?」という鋭い質問も飛び交いました。
熟考された後、先生は健康というのは自分自身が健康である、と思っていることが重要な要素となっている。西成にある人情、人とのつながりは自身が健康であると思わせる大切な基礎になっているのではないか?ということをゆっくり語ってくれました。
先生のお話は少子高齢化のこれからの日本社会の福祉問題を非常に考えさせられるものでした。
そして、これからの日本社会を支えてくれる若い学生の皆さんが福祉問題に興味を持ってくださる良いきっかけになったかと思います。
トークライブでは授業とは違った先生の一面を知ることができます。もし「先生のお話を聞いてみたい!」といった希望があれば、ぜひ図書館スタッフにご相談ください。