CELL
2022.01.21~2022.01.28
立体造形基礎Ⅱ課題作品展「環境問題を考えて絶滅危惧種をつくる」
1月21日よりCE101にて「環境問題を考えて絶滅危惧種をつくる」の作品展を開催しています。担当の久木一直先生からのメッセージをご紹介します。
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廃棄された残糸と、100円均一の石油由来の日用品を使うことで、大量生産が環境に与える不可逆的ダメージの歴史性と、石油製品の氾濫によって利便性を追求したわたしたちの日常生活が、生態系を破壊し続ける現実を理解することです。そして環境問題は安易な方策では解決しないことを知る作品制作です。
またアートの領域まで達した作品でないと、ゴミでゴミを再生産していることと変わりません。今回アートとして認知され残る作品をめざしました。
「絶滅危惧種をつくる」は、自然破壊と生物多様性の観点から見ると、産業革命以後の文明が暴走して止まらなくなった状態が現代だと思います。大量生産大量消費と利便性など根本的に見直さない限り、レジ袋やストローでは地球温暖化がstopしないのを自覚することです。そして、こんなに可愛く、またいとおしい動物たちが絶滅に瀕しているのをまずは知ることでしょう。
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【展示期間】 2022年月1日21(金)~ 1月28日(金)
【場所】メディアライブラリーCELL CE101