イベント・展示

2月1日（土）に開催される大黒俊二先生交流文化講演会“ヴェネツィア、干潟（ラグーナ）の環境史”を記念して特集展示を行います。
中世の時代、ヴェネツィアは“アドリア海の女王”と呼ばれ、ビザンツ帝国やイスラーム世界との交易によって、莫大な富を築き上げました。特に重視された交易品の一つとしてコショウ、シナモン、ナツメグといったスパイスがありました。スパイスは調味料や薬として用いられ、金や銀と同じ価値を持っていました。
ヴェネツィアの人々はスパイスから生み出された利益を都市建設に投資し、華麗な水上都市を生み出しました。
美しい運河や街並み、そしてヴェネツィアン・グラスやマスカレード…現代に伝わるヴェネツィアの景観・文化・技術はスパイスがもたらした恩恵と言ってもよいかもしれません。
今回はヴェネツィアの発展を支えたスパイスの歴史や種類、素晴らしい効能の数々を記した資料、そしてヴェネツィアの発展を記した資料を展示しています。
さらに、大黒先生の関連本も取り揃えました。ぜひお手に取ってご覧ください！

【大黒俊二先生交流文化講演会】⇒『ヴェネツィア、干潟（ラグーナ）の環境史』を開催します

【展示期間】1月27日（月）から3月末まで
【場所】メディアライブラリーCELL 特集展示コーナー
※貸出中の場合、予約もできます！予約の際は、カウンターまでお越しください。