CELL
2017.12.01~2017.12.31
【トークライブin CELL】第23回:『自分探し』のためのエンタテインメント(遊び)が開催されました。
2017年11月21日(火)にメディアライブラリーCELL CE104にて、第23回トークライブが開催されました。
今回は学習支援センターチューターの中川和亮さんをお迎えし、『自分探し』のためのエンタテインメント(遊び)というテーマで熱く語っていただきました。
広告代理店勤務から社会学研究の道に転身された中川さん。仕事をしていく中で“広告は本当に社会のためになっているのか”と感じたのが転身のきっかけだそうです。
イベントは社会からの要請に応えられるのか、イベントの社会的意義とは何なのかということをご自身で取材もされた高槻ジャズストリートというイベントを例に説明してくださいました。
イベントの送り手(制作側)でもある市民は、ボランティアで企画段階から関わっていて大変なのですが、儲け目的ではなく自分たちが住んでいる町を盛り上げるためがんばっています。本来はイベントで収益を得るラジオ局も送り手として関わっていますが、高槻ジャズストリートの趣旨を理解して、イベントの雰囲気を邪魔しないようにしています。受け手(観客側)も自由な雰囲気、お祭り感覚を楽しみ、送り手受け手とともに創り上げていくイベントとなっていて、町全体が一体となるそうです。いろんな「思い」によりイベントは「楽しさ」につながる機会になります。そして「楽しさ」はその場限りのものでなく、ずっと続くものなのです。
最後に中川さんからみなさんへ「楽しさを感じるイベントを見つけてほしい。そのためにはいろんなイベントに参加してみて。」というメッセージをいただきました。
特集展示「エンタテインメントを考える」では、中川さんの著者やお薦めの本を展示中です。この機会にぜひ手に取ってみてください!
特集展示「エンタテインメントを考える」