イベント・展示

2015年5月28日（木）にメディアライブラリーCELL CE104にて、第17回トークライブが開催されました。
今回は現代社会学部の酒井 健先生のお話を伺いました。
タイトルは「『となりのトトロ』の心理分析」です。

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1988年に公開された、宮崎駿監督作品『となりのトトロ』。
豊かな自然あふれる田舎の一軒家に、主人公であるさつきとメイ姉妹が引っ越してきたところからこの物語は始まります。二人のお母さんは長期入院中のため、家に「母」がいません。そんな二人の前に、へんないきもの「トトロ」が現れます。なぜ、トトロは二人の前に現れたのでしょうか…？
今回は、さつきとメイ姉妹が“母の不在”という不安をファンタジーの力（トトロの世界）を借りて乗り越える様子を心理学的観点から解説してくださいました。

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さつきとメイの表情、お父さんやおばあちゃんの二人への対応、マックロクロスケがはじめに出現する場所……
酒井先生の心理分析により、いつもは気に留めていなかったシーンから、さまざまな発見がありました。
先生のお話を伺ううちに、トトロの存在とは何か、トトロのいる世界とは、なぜ二人の前にトトロが現れたのか、エンディングのさつきとメイの描かれ方など、今まで『となりのトトロ』に対して抱いていた疑問が解消され、新たな感動が生まれたような気がします。





今回のトークライブの時間は1時間20分と、普段のトークライブのおよそ3倍でしたが、そんなことを感じさせずあっという間に時間が過ぎていきました。また、満席の為、残念ながらトークライブを聞けなかった方がいらっしゃいました。

そこで！次回トークライブのご案内です!!
「『となりのトトロ』の心理分析」が大好評でしたので、再度、酒井先生によるトークライブ（同タイトル）の開催をお願いしております。今回聞き逃した方、心理学に興味のある方はぜひお越しください！


『「となりのトトロ」の心理分析』は、現在CELLの特集コーナーにて展示中です。まだ読んだことのない作品など、この機会にぜひ手に取ってご覧ください。

【展示期間】2015年7月末まで
【場所】メディアライブラリーCELL 特集展示コーナー
※一部、貸出できない資料もあります。
※貸出中の場合、予約も出来ます！予約の際は、カウンターまでお願いします。